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【支援作品】『追跡 平城京最大のクーデター ~最新分析が明かす「仲麻呂の乱」~』が放送されます!
【番組内容】
奈良時代の最大の内乱といわれるのが、764年に起きた藤原仲麻呂の乱。当時太政大臣だった藤原仲麻呂が、対立する孝謙太政天皇と僧・道鏡らの勢力に対し起こした、権力奪取のための反乱と言われる。
しかしながら、仲麻呂は官軍に攻められ、追いつめられて最後に行きついたのが本県高島市。
この乱について近年の研究で、「正史」からはわからなかった驚くべき真実が浮かび上がってきた。
手がかりは平城京の地下から大量に掘り出された、文字が書かれた板「木簡」や、今も続く考古遺跡の発掘からの最新成果。
時代を越えた「その時」の「生」の資料である木簡が語るのは、戒厳令下とも言うべき緊張状態の都で右往左往する官人や、戦う双方の生々しい一挙一投足のやりとりだ。
また、都を出て近江で巻き返しを図ろうとした仲麻呂が、なぜか敵に先回りされ追い詰められていく「意外な戦いの真相」も、発掘に基づく読み書きや実験から明らかになっていく。
平城京の運命を変え、奈良時代を終焉へと導いたとされる仲麻呂の乱。その知られざる舞台裏の様子を、最新の古代史研究の成果によりひも解いていく。
●ロケ裏話1
今回番組を進行する苅谷俊介さんは俳優活動の傍ら、考古学にも関心を持ち造詣が深く、論文も発表しているアマチュア考古学者でもあります。ロケの最中には「滋賀県には、古代よりたくさんの遺跡、遺物、考古学資料があり、考古学ファンにとっては宝の山。しかし、奈良や京都と比べてまだまだ一般的に知られておらずもったいない。」と考古学者の目でアドバイスいただきました。
今回の番組をよい機会に、逆にスタッフが勉強させていただきました。
みなさんも、ぜひ「近江国」におこしいただければと思います。
●ロケ裏話2
この番組は史実を追究するドキュメンタリーと再現ドラマからなる番組。乙女が池(高島市)のロケでは、奈良時代の衣装をまとった役者と、横を走る湖西線が同じ画面に映るという珍映像も見ものです。世に知られた「藤原仲麻呂の乱」の舞台がこの近江の地であることを再認識しながら、歴史に思いを馳せてみませんか??
●滋賀県のロケ地
大溝港(高島市)、日置前遺跡(高島市)、瀬田川(大津市)、近江国府(大津市)、乙女が池(高島市)、萩の浜(高島市)
関連ロケーション | 乙女ヶ池、萩の浜、 |
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公式ホームページ | http://cgi4.nhk.or.jp/topepg/xmldef/epg3.cgi?setup=/bs/genre/info |
■放送日時 | 本放送:2010年10月11日(月)午後9:00~10:29 再放送:2010年10月31日(日)午後2:00~3:29 |
■放送網 | NHK-BS2 |
■出演者 | 苅谷俊介(俳優)、岩崎優希(タレント)、小野文惠アナウンサーほか |

乙女ヶ池での撮影風景