滋賀ロケーションオフィス

テレビ朝日　松本清張没後２０年　特別企画　ドラマスペシャル
『波の塔』

　『波の塔』は、『点と線』『ゼロの焦点』『砂の器』に並ぶ、巨匠・松本清張の代表的な長編小説。1959年に『女性自身』に連載され、60年に単行本として発刊されると、ロマンティックサスペンスの傑作としてたちまち大ベストセラーとなり、ヒロインが最期を迎える富士山の青木ヶ原の樹海は一躍話題のスポットとなった。
　刊行後すぐに映画化。その後も何度か映像化されてきたが、その都度、新たな魅力を発してきたのは原作の力によるところが大きい。
　今回は、検事である小野木喬夫を主人公に、彼が愛するようになる人妻を、彼の目に映る謎の女性として描写する。大人の男女の道ならぬ恋と政財界の汚職事件、その両方に小野木が自ら動き関わることで、予期せぬ破滅へのシナリオが加速していくサスペンス性を、臨場感たっぷりに描いていく。


■ロケ地
　滋賀県庁庁舎、びわ湖大津館（ともに大津市）

■このドラマの撮影が滋賀県でも行われました！！

《ロケエピソード》
『滋賀県庁』は主人公の小野木検事（沢村一樹）が勤める東京地方検察庁という設定で、『びわ湖大津館』はどことなく影のある人妻の頼子（羽田美智子）と小野木が密会する横浜のホテルという設定です。他にも、雑居ビルの設定で別館裏口も使っています。
　県庁西玄関の県議会の看板や本館３階の広報課、秘書課、知事室などのプレートも劇用に変更されています。ご注目下さい。
また、ロケ地となった県庁本館・広報課前の掲示板でロケパネルを展示していますので、是非ご覧下さい。