滋賀ロケーションオフィス

映画「桜田門外ノ変」が１０月１６日より全国ロードショーとなりますが、公開に先立ち佐藤純彌監督が歴史特別講座の講師を引き受けてくださいました。

映画『桜田門外ノ変』の歴史観・・・
『桜田門外の変』事件の歴史的評価をめぐって、明治維新以後、定まった統一意見はない。
しかし、この事件が幕末の歴史の動きに大きな影響を与えたことは紛れもない事実である。
この映画は井伊直弼暗殺事件の実戦部隊の指揮官だった関鉄之介を主人公として描かれるが彼を歴史のヒーローとして描くつもりはない。
当時の幕藩体制と水戸藩の関係、水戸藩の下級武士であった彼がなぜこのような大事件に関わるようになったのか、
そして事件後、彼は何を考え何を悩みながら、二年後の捕縛に至ったのかを克明に描くことで、歴史の動きとその中で翻弄される
個人、そして個人の喜怒哀楽を通じて歴史を再認識させるという形で描きたいと思う。
「変革はこの時から始まった」
「ここから日本は変わった」

監督自らが語ります。