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【支援作品】ドラマスペシャル『鬼龍院花子の生涯』が放送されます!
昭和の名作がよみがえる-。原作は直木賞作家・宮尾登美子氏の同名小説。大正・昭和を背景に、土佐の侠客・鬼龍院政五郎と彼をめぐる男女の激しい人生を、養女・松恵の視点から描いていきます。
1982年に映画化されると、松恵を演じた故・夏目雅子さんの「なめたらあかんぜよ」の名ゼリフが流行語になるほどの大ヒットを記録。(今回のこのシーンは五個荘・外村繁邸で撮影しています。)
今回の放送は、84年の連続ドラマの放送以来、実に26年ぶりのドラマ化となります。
●ロケ裏話:八幡堀の撮影は雪の舞う極寒の中で行われました。悪天候にも関わらず、鬼龍院松恵役の観月ありささん、鬼龍院政五郎役の高橋英樹さん、荒磯役の名高達男さんが水に飛び込み、ギャラリーから歓声があがる一場面もありました。
●ストーリー(公式HPより)
大正5年の春。貧しく子だくさんの家に生まれた6歳の松恵は、2つ上の兄と共に土佐の侠客・鬼龍院政五郎(高橋英樹)に養子に出された。子どものいない政五郎のあとを継ぐために、兄が選ばれ、松恵は“おまけ”としてもらわれてきたのだった。ところが鬼龍院に着いた日の夜、兄は松恵を残してひとりで逃げ帰ってしまった。しかしその後も松恵はどういうわけか実家に戻されもせず、鬼龍院の家に残ることになった…。
政五郎、通称“鬼政”は魚河岸を中心に、土佐の町一帯を縄張りにしていた。だが、このところ関西方面のヤクザとつながる荒磯(名高達郎)一家が幅をきかせはじめており、小競り合いは毎日のように起こっていた。松恵は、政五郎の正妻・歌(多岐川裕美)に毎日叱られながら、下働きをさせられていた。そんな中、政五郎の愛人のひとり・つる(芳本美代子)が妊娠。生まれたのは女の子で、“花子”と名づけられた。
昭和8年。23歳になった松恵(観月ありさ)は小学校の教師として働いていた。一方、政五郎に溺愛されて育った花子(宮本真希)はわがまま三昧の少女に成長していた。
ある日、歌が突然倒れる。診断の結果は、腸チフス。歌の病気は松恵にも感染してしまい、2人とも隔離された。歌は2人きりになった松恵にこれまで秘めていた本心と、苦しみに満ちた半生を語る。「松恵、あんたはこんな女になったらあかん。自分の人生は自分で決めて…死ぬときに後悔しないように…生きたいように…生きたいように…」。その夜、歌は死んだ。
回復した松恵は、政五郎が主催する歌舞伎興行の会場で、以前貸し本屋で出会った青年・田辺恭介(岡田浩暉)と再会する。松恵と田辺は、お互いに惹かれあうものを感じ取っていた…。
歌舞伎興行は、花子にも大きな変化を与えていた。舞台に立つ歌舞伎役者の市川嵐にひとめ惚れしたのだ。それを知って利用しようと動き出したのが、鬼龍院一家を潰そうと狙う荒磯だった。荒磯から、花子と嵐が関係を持った事実を告げられた政五郎は、激怒し、暴れまくる。
2日後、市川嵐の死体が堀に浮かんだ。「お父さんの仕業ね! 何が侠客よ、ただの極道じゃない! 人殺しの極道じゃない!」。荒れた花子は異常なほど浪費を重ねるようになり、さらに嵐の死により興行が中止となって大きな借金を抱えた鬼龍院一門は、徐々に傾きだしていく…。
そして荒磯一家は、鬼龍院を一気に潰すべくさらなる策略を練っていた。その魔の手は花子に伸び、将来を誓い合った松恵と田辺も過酷な運命に巻き込まれていく…!
関連ロケーション | 八幡堀、東近江市五個荘金堂町 街並み、外村繁邸(東近江市) |
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公式ホームページ | http://www.tv-asahi.co.jp/kiryuin/ |
■放送日時 | 2010年6月6日(日)午後9時~ |
■放送網 | 朝日放送系列 |
■出演者 | 観月ありさ、岡田浩暉、宮本真希、芳本美代子、高橋由美子、今井雅之、名高達男、夏八木勲、多岐川裕美、高橋英樹ほか |

八幡堀ロケの風景

五個荘ロケの風景